【雑記】仕事を奪うのはAIだけではない。

あなたが問い合わせでかけた電話、どこに繋がっていますか?

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こんにちは、海外暮らしミニマリストのサイトウコウキです。

 

盛大にやらかしてしまいました・・・。

 

Los Angeles旅行の日程を丸々1ヵ月間違えて予約してしまいました。(笑)

 

旅にトラブルは付き物ですよ。

 

変更手数料の200USドルなんて全然痛くありません!!(泣)

 

ただ、今回、カスタマーセンターに問い合わせてある事に気付きました。

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電話で変更の問い合わせ

間違いに気づき、さっそくカスタマーサービスに電話してみる事に。

 

電話「日本語でお問い合わせする場合は1を、英語で・・・」

(コールセンター繋がる前によくあるやつ)

 

コールセンターのお姉さん(以下、姉)「お待たせ致しました、(旅行代理店)カスタマーサービスです。」

 

「国際線で飛行機とホテルをとったんですが、日付を間違えてしまって。日程の変更をお願いしたいんですけど・・・。」

(電話口の向こうが何やら英語?か日本語ではない言葉で少しうるさい)

 

「かしこまりました。最初にお電話いただいた方のお名前をお伺いしてもよろしいですか?」

 

「サイトウコウキ、です。」

 

「お名前が、サイトウコウキ・・・、ですね。」

 

この時点でちょっと「ん?」となりました。

 

企業名などならまだしも名前に「さん」や「様」つけないのはちょっとなぁ、と。

 

ただ引き続き、対応してもらいました。

 

「お名前のスペルをご確認します。お名前のスペルは、シンガポールのS、オーストラリアのA・・・」

 

ここで初めて気付きました。相手はなんと日本人ではなかったのです。

 

アルファベットって日本語で言うアルファベットと英語で言うアルファベット違いますからね。

 

「ゼット」は「ゼィー」とか「ブイ」は「ヴィー」とか。

 

多分、相手は中国人だったと思います。

 

電話口の向こうでうるさかったのは多分中国語でした。

 

でも何が驚いたって中国に繋がっていた事ではなく、その時点まで、相手が日本人ではない事に気付かなかった事です。

 

日本のコールセンターが海外に

 ちょっと前にYouTubeで見たドキュメンタリーを思い出しました。

 

中国に働き口を目指し行く若者。中国・大連には日本のコールセンターが多くあります。

しかし彼らはほぼノースキル。日本語が喋れる、という技能だけで仕事をします。

 

実はこのコールセンターで働くのは日本人だけではありません。

 

日本語を勉強した中国人スタッフも日本人の指導のもと働いています。

 

よくアメリカでお問い合わせの電話をするとインドやフィリピンに繋がるといいます。

 

日本の場合だと、多くは北海道札幌市に繋がるでしょう。

 

皆さん、知っていました?

 

北海道は最低賃金が低く、敬語における訛りが少ないのでコールセンターにはうってつけの場所です。

 

英語と違い、日本語圏は日本しかないので安い労働力を目指し海外に拠点を移すことは不可能・・・、なはずなんですが現実は違います。

 

日本語をネイティブレベルで喋り、日本人よりも安い賃金で雇える地域が中国にはあります。

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仕事を奪うのはAIだけではない。

「まぁ、それはたかが電話で受け答えするだけのコールセンターだからでしょ。」と思う事なかれ。

 

ちょっとアプリ開発会社の経営者になった気持ちで考えてみてください。

 

月収20万でプログラミングができる日本人と、月収10万でプログラミングができるベトナム人、どちらを雇いますか?

 

オックスフォード大学でAIを研究するマイケル・オズボーン准教授が「雇用の未来ーコンピュータ化によって仕事は奪われるのか?」という論文を発表して以来、

 

AIに近い将来仕事が奪われるという話が各所でされています。

 

「公務員や株・FXトレーダーはダメ」「経営者やコンサルタントは大丈夫」など。

 

でも実際のところはAIよりも先に仕事を奪う、というか同じフィールドで競い合う相手がでてきます。

 

自分自身、帰国後の就活を控えている身として、優秀な上、低賃金で働ける他国の人材にどう差別化していくか、考えなくてはいけないと感じます。

 

たかだかコールセンターにかけた電話ですが、競争相手はもうそこまで迫っているという事です。

 

「【雑記】仕事を奪うのはAIだけではない。」でした。

 

それでは。

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