【ミニマリスト】ICEBAHN・FORKのラップはミニマリズム。

HIPHOPグループICEBAHN・FORKのラップは見習うところがあります。

f:id:koukisaitoh:20170924182655j:plain

こんにちは、海外暮らしミニマリストのサイトウコウキです。

 

皆さん、「フリースタイルダンジョン」みてますか?

 

キングギドラのZeebraがオーガナイザーを務めるMCバトルの番組です。

 

実は僕、昔からヒップホップが好きでよく聞いてるんですが、

 

あの番組の登場って日本のヒップホップの歴史の中ではかなり革命的な事なんですよね。

 

00年代はラップというものがメインストリームに上がってきたものの、

 

SoulJaやMihimaruGT、ヒルクライムといった歌唱法はラップ、ただジャンルとしてはヒップホップと言えるものではありませんでした。

 

当時、ヒップホップ関連のテレビ番組は唯一、深夜放送であった「流派‐R」という番組ぐらいです。

 

それで話は戻しますが、「フリースタイルダンジョン」。

 

現在、モンスターが初代から二代目に入れ替わったのですがその中の一人に、

 

ICEBAHNのFORKというラッパーがいます。

 

今日は、彼のラップが実はミニマリズムである、という話です。

【スポンサーリンク】

 

ICEBAHNのFORKって誰?

f:id:koukisaitoh:20170924183928j:plain

日本のヒップホップグループ、ICEBAHNのメンバーの一人。

「IB法」や「越冬」といった日本語ラップクラシックともいえる曲をリリース。

1小節中に数個の韻を踏んだり、子音同士の高度なライミング(押韻)が得意。

2006年UMBのHIDADDY対FORKは日本のヒップホップシーンに残る伝説的なMCバトル。

 

FORKのラップって聞いた事ある人はわかると思うんですが、ライミングの構成が非常に高度なんですよね。

 

小説の最後に確実に脚韻するのだったり、そこから次の小説に同じ韻で頭韻したりするフリースタイルのスタンダードを作ったのはFORKのラップだと思っています。

 

今現在、様々なベストバウトと言われるMCバトルの動画がYouTubeに上がっていますが、2006年UMBのHIDADDY対FORKをまだ観た事無い方がいれば絶対に観る事をおススメします。

(今動画あるのかな。)

 

FORKのラップのミニマリズム

とりあえずまずは過去のスタイルと今現在のスタイルで比較してみましょう。

ICEBAHN/超冬

 

この氷河期じゃ能書きじゃなく捻る脳がキー

要するに猛吹雪毛布抜きで超えてく

肉弾戦でテクニック出せん奴は

脱落だ 辛くても立つラクダ

みたいに前進する 飾らない

然シースルーで見せてくのみ内面

まるで伸びない麺 あったかさパッケージ

音と言葉が合併し

 分かりやすいようにライムしているところを太文字にしました。

 

この高度さ凄くないですか?一小節に3個も韻を踏んでるリリックって中々ないと思います。

 

ですが意味が完璧に通っているかというと・・・微妙ですよね。

 

まぁこれがラップの面白いところでもあるんですが。

フリースタイルダンジョン 魅RIン対FORK 

 

俺は感じたんだよ 今がやる時だ

だから恐れずにここで開ける扉

その先はダンジョン 出口はない

だが俺はそこで怯むようなMCじゃない

だから引き受けた二代目モンスター

姓をICEBAHN 名前はFORKだ

お前だけじゃねえ その先に居る

全国の視聴者との勝負だ

 

(魅RIンのバース)

 

モーニングコーヒー 知らねぇ

俺は絶対に売らねぇぜ媚び

ライムはコピーしながらしてくぜ

まるで(コンプラ)のパクリ(コンプラ)よりも

いい味出すフリースタイルだ

お前にとっても今日が大事な日だったとしてもな

俺にとってはただの通過点だよ

お前がオムツにクソもらしてる頃から

こっちはどっぷりHIPHOPに首まで浸かってんだよ

 

(魅RIンのバース)

 

ここで踏みましたみたいなフローやめろ下品だ

ビートに乗せるだけで良いんだ

気付かせるんじゃねえリスナー自ら気付く

そういう感性を俺たちが築くんだよ

本物のライムは耳に焼き付く

後で気が付く そしてニヤやつく

そうすりゃいつか分かる日が来る

そういうミラクルを信じて

(コンプラ)が狂うほど続けてきたクルー

 長くなってしまうので魅RIンのバースは省略しました。

 

そしてこちらもライムしているところは太文字にしています。

 

もちろん堅い韻や高度な子音踏みは健在です。

 

ただ「越冬」よりは押韻の数は減っています。

 

それに加え、明らかにリリックのストーリーテリングがしっかりとしています。

 

昔のリリックは韻を踏むためのストーリーでしたが、今現在の

 

FORKのスタイルは「最小限の堅い韻でストーリーを作っている」といっていいでしょう。

【スポンサーリンク】

 

ブログも同じ。

「韻」「ストーリー」の関係ではないですが、

 

ブログも「書きたい事」「書くとPVが伸びる事」があります。

 

この二つがしっかり交わればいいのですが、

 

やっぱり「書きたい事」以外を書くのって辛いんですよね。

 

「書きたい事」以外を書くのはミニマルじゃない。

f:id:koukisaitoh:20170924193212p:plain

FORKのラップに習って、最小限の「書くとPVが伸びる事」を

 

自分の「書きたい事」に織り交ぜて良ければ素晴らしいかなぁと思います。

 

「【ミニマリスト】ICEBAHN・FORKのラップはミニマリズム。」でした。

 

それでは。

【スポンサーリンク】